近所にトチの木があって、地面に実が落ちはじめていた。
トチの実は手触りがいい。黒っぽい皮は非常になめらかで、すべすべしていて、そうでない茶色の部分はなんかマットな感じ。
それと、手のひらにちょうど収まるサイズ感、コロンとした形、ある程度の重量感なんかも相まって、なんかこう、「宝物」っぽい。
ひとつ拾ってきたので、しばらくは手元において眺めていよう。
そういえば国語の教科書にでてきた「モチモチの木」はトチの木だったな。実を餅にするんだっけ 霜月20日の晩に輝くとかなんとか
「モチの木」という木もあるが、それは真っ赤な実をたくさんつける別物だと知って、なんだかややこしいなあと思った記憶がある。
夜には虫も涼しげに鳴いているし、すっかり秋ですかね。